アドバンス・ケア・プランニング
ACPの取り組み
人生の終盤をどう過ごしたいか、意思表示が難しくなったら誰が思いを代弁するか、家族や医療従事者と前もって話し合っておくこと。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の取り組みです。
実際に、最終段階の治療や医療の選択は、延命治療に目がいきがちです。
でも、たとえ前もって希望を書いておいても、途中で気が変わったり、想定外の事態に陥る場合も有ります。家族が反対意見の時もあります。
今回、コロナのワクチン接種予約に際し、私の知っている80〜90代高齢者は、こぞって必死に、予約の電話をしていました。
皆さんいつも
「早くお迎えが来て欲しい。」
「生きていても仕方がない。」
「もう十分生きた。」
と話してます。
口ではそう言っても、本音と行動は違うものだとしみじみ思いました。
ACPの取り組みは、大事なところに光が当たっています。でも、人生の最終段階をどうするかは、ご本人が人生の価値をどう考えているか、を理解する努力が周りに求められていると思います。
中学生の勉強法に学ぶ
漢字が書けない
私は地下鉄で渋谷に向かっていました。
座席に、一生懸命漢字熟語を書いている中学2.3年生がいるので隣りに座り、何の漢字を書いているか、覗いてみました。
「精髄」という熟語を書いてます。
文章例としては、「季節の精髄を知る」です。
もし私が、「せいずい」を漢字で
書いて、と言われたら、私、書けないです。
電車の中で一心不乱に、漢字ノートに字を書いている中学生のノートを見て、
「あっ。」と思い出しました。
小学生の時、漢字を習ったら漢字100マスノートに、習った漢字を10回書く、という勉強をしていたこと。
ケアマネ試験の勉強も、もっと書いて覚えなくてはいけないな、と反省いたしました。
中学生の少年。ありがとう。
ケアマネ試験受験は、隠れてするのだ
びっくりしたこと
ケアマネ試験を受けることケアマネ試験に向けて勉強中です。
先日、今受けているケアマネ受験コースで、二日間、対面での勉強会がありました。
普段はzoomで勉強しているので、画面上の仲間に実際に会えて嬉しかったです。
メンバーは5人。
5人中、2名は、今年3回目の受験です。
驚いたのは、複数回受験生2名と、もう1人が、「絶対に受験することを周りの人に言わないでいる。」
と話してくれたこと。
3人とも「今の職場が嫌だから、合格して辞めてやる。」
と言うのです。
私は、周りの人には、8年前からずっと「ケアマネ受験する。」と言い続けてきました。
介護の職場、そんなに辞めたくなるくらい、嫌なことがあるんだな、今度その辺りを伺ってみようと思っています。
目の見えない方に、今の状況を説明できる?
目の見えない方に今の自分の状況を説明すること
私は今、今年10月に行われるケアマネ試験に向けて勉強中です。
この試験勉強中に気づいたことがあります。
「誰かに、自分が勉強した内容を話すことが一番身につくこと」です。
私には、学んだ勉強内容を聞いてくれる、親切な元NHKアナウンサーの友人がいます。
彼女に介護保険制度について説明していて気づいたことがあります。
それは、私が今まで、「人にわかるように説明する訓練をしてこなかった」ということです。
今、私は友人に、師匠になってもらい、毎週1回zoomで30分のレッスンをしています。
今週の宿題が、「状況を説明する」
これが、なんとも難しいのです。
例えば、私は今、電車に乗っていますが、そこから見えるものを言葉にするのです。
窓辺に置いてある飲みかけのペットボトルの水、そこから左の窓に目をやると、元荒川、その先には夕方の灯りを灯したマンション群。
ダメですね。
手触り、におい、なんにも入ってない。自分の語彙の少なさにがっかりしてます。
でも、毎日続ければ少しずつできるようになると、信じて続けるつもりです。
ワクチン接種の時期
私は今、ケアマネ試験受験に向けて勉強中です。
試験を受けるために、50歳から8年間、別の仕事をしながら、受験資格の900日のヘルパー従事日数を、働きました。
例えば、1日に訪問一件行ったりして1日、という風に。
というのは、1日に何件訪問しても、従事日数のカウントは、1日となるからです。
今は、3社に登録しています。
ワクチン接種時期の違い
登録している3社でも、ワクチン接種の進め方がそれぞれ違います。
訪問看護ステーション併設の介護事業所、県内で数店展開している訪問介護事業所では、
ワクチン接種の話は全く出ていません。
大手訪問介護事業所だけ、5月中旬に、職員全員接種できるような手続きをしています。
ちょうど1か月前に、私の所属する会社の管理者が、ワクチン申請の準備で、名簿を作成していました。
その管理者は、他業種から介護の世界に、転職された方です。
きっと、その管理者の機転が効くことが、早いワクチン接種に繋がっているのではないかと思います。
事務力の速さが必要な介護現場のお話でした。
ケアマネジャー受験の勉強法
私は、ケアマネジャー試験勉強中です。
12月から本格的に勉強を始めました。
今は、まだ知識が曖昧な部分もありますが、過去問の年度よっては、8割得点できるようになりました。
勉強して思ったことは、この試験は、思考力を問う試験ではないということです。
試験範囲をひたすら暗記。
過去問ができなかったら、暗記していなかった、という試験です。
ところで、資格の話です。
ケアマネジャーという資格は国家資格ではなく、民間資格です。
介護保険制度の要となるケアマネジャーが、国家資格にならないのははなぜなのでしょう。わかりません。
でも、私、数十年後には、介護保険制度が崩壊する、もしくは縮小していくと思うのです。
理由は、うーーん、ヘルパーでご家庭を訪問して、本当に必要なサービスは、介護保険外にある、と思うからです。
「これは、介護保険法では認められていないのですよ。」
と、お断りする依頼ごと。
そういうものの中に、一番需要があると思うのです。
「がんばらない」
「がんばらない」の著者 昨日の朝日新聞夕刊の記事で、鎌田實さんの本の紹介がありました。
私は、この本は、パラパラとしか読んだことがありませんが、 この本の生まれた出来事が書いてあり、そちらに興味が湧きました。
1999年3月、深夜まで働いて午前4時に帰宅した大手出版者の編集長だった阿部行子さんが、ラジオから流れる鎌田医師の語りに引き込まれました。
阿部さんは、そのラジオ番組を聞いて「『このまま本が作れる、絶対良い本になる』と胸がドキドキして眠気が吹き飛んだ」と、当時を振り返っています。
すぐに、本の執筆の提案をしに、長野県茅野市の病院に鎌田医師に、会いにいかれたそうです。
私はこの記事を読み、鎌田實医師も素晴らしい。
でも、それ以上に、この編集者の、「勘」が素晴らしいと思うのです。
「この方は、いつもあらゆる方向に自分のアンテナ、興味をはりめぐらせていたからこそ、このラジオ番組を聞いたときに、ピンとくるものがあったのだろう。」 と、その努力に、記事を読んだとき、新聞からしばし目を離し、阿部さんのその時の様子を思い浮かべてしまいました。
「変なところに感動するなあ。」と思われるかもしれません。
しかし、50歳を超えると、「あの時のあれに気づいておけば、方向は違ったのに。」
と、最近、後悔することが多いからです。
ですから、午前4時にヘロヘロになって帰宅された阿部さんの、「勘」に賞賛です。
もしかしたら、阿部さんが、いつもがんばる方だからこそ、鎌田医師の言葉が、心に留まったのかもしれませんね。