訪問介護ヘルパーはなぽんの日記

「訪問介護ヘルパーが伝える 実際にある介護の話」  初めまして。 私は高齢者のお宅を訪問して、食事を作ったり 身の回りのお世話をする「訪問介護ヘルパー」です。 今は、高齢の方々がさらに暮らし良い毎日を過ごすためのお手伝いをしたいと ケアマネージャーをめざして勉強中です! このブログではケアマネ受験のあれこれや、ヘルパーとして感じたことを綴っていきます。 介護の現場の最前線のお話、みなさんにとって驚くことも多いと思います。ぜひご覧下さい。

アドバンス・ケア・プランニング

ACPの取り組み

人生の終盤をどう過ごしたいか、意思表示が難しくなったら誰が思いを代弁するか、家族や医療従事者と前もって話し合っておくこと。

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の取り組みです。

実際に、最終段階の治療や医療の選択は、延命治療に目がいきがちです。

でも、たとえ前もって希望を書いておいても、途中で気が変わったり、想定外の事態に陥る場合も有ります。家族が反対意見の時もあります。

 

今回、コロナのワクチン接種予約に際し、私の知っている80〜90代高齢者は、こぞって必死に、予約の電話をしていました。

皆さんいつも

「早くお迎えが来て欲しい。」

「生きていても仕方がない。」

「もう十分生きた。」

と話してます。

口ではそう言っても、本音と行動は違うものだとしみじみ思いました。

 

ACPの取り組みは、大事なところに光が当たっています。でも、人生の最終段階をどうするかは、ご本人が人生の価値をどう考えているか、を理解する努力が周りに求められていると思います。

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