アドバンス・ケア・プランニング
ACPの取り組み
人生の終盤をどう過ごしたいか、意思表示が難しくなったら誰が思いを代弁するか、家族や医療従事者と前もって話し合っておくこと。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の取り組みです。
実際に、最終段階の治療や医療の選択は、延命治療に目がいきがちです。
でも、たとえ前もって希望を書いておいても、途中で気が変わったり、想定外の事態に陥る場合も有ります。家族が反対意見の時もあります。
今回、コロナのワクチン接種予約に際し、私の知っている80〜90代高齢者は、こぞって必死に、予約の電話をしていました。
皆さんいつも
「早くお迎えが来て欲しい。」
「生きていても仕方がない。」
「もう十分生きた。」
と話してます。
口ではそう言っても、本音と行動は違うものだとしみじみ思いました。
ACPの取り組みは、大事なところに光が当たっています。でも、人生の最終段階をどうするかは、ご本人が人生の価値をどう考えているか、を理解する努力が周りに求められていると思います。