訪問介護ヘルパーはなぽんの日記

「訪問介護ヘルパーが伝える 実際にある介護の話」  初めまして。 私は高齢者のお宅を訪問して、食事を作ったり 身の回りのお世話をする「訪問介護ヘルパー」です。 今は、高齢の方々がさらに暮らし良い毎日を過ごすためのお手伝いをしたいと ケアマネージャーをめざして勉強中です! このブログではケアマネ受験のあれこれや、ヘルパーとして感じたことを綴っていきます。 介護の現場の最前線のお話、みなさんにとって驚くことも多いと思います。ぜひご覧下さい。

この介護事業所大丈夫かな?

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この事業所大丈夫かな?

先月末に、大手の介護会社に、ヘルパーとして登録しました。

仕事内容は、朝30分、ヘルパー2人で、80歳の認知症女性を、ベッドから起こして、着替え、排泄を済ませ、車椅子にお乗せして、玄関まで送り出しする仕事です。

介助の中で、女性をベッド上方に移動させる動作があります。

私は、この動作が、介護の写真付き本を見て練習してもコツが掴めていませんでした。

そこで、一緒に入ってくださった先輩ヘルパー(ベテランと思われる)に、事務所で、動作を教えて頂くことにしました。

事務所に到着していざ習おうとした時、若い20代のサービス提供責任者が、「私も習いたーい。」と、一緒に練習するための別室についてきました。

私は、「その方は介護動作の復習をしたいのかな?」と思っていました。

実際、私が指導を受けると、自分の体の形や、介助される方の肩甲骨にしっかり手を差し込む方法など、間違えていた点がはっきりしました。

丁寧に教えてくださり、私は、「この先輩にわからないところは今後もアドバイスを受けよう。」思いました。

ところが、くっついてきた、若いサービス提供責任者が、「私、この動作苦手なのよー。教えて。」と言って順番にやってみたところ、初心者のように全くできないのです。

私が、訪問した女性宅に、この若いサービス提供責任者は、ヘルパーとして入っているにもかかわらず。

ふとした疑問が私の胸の内に沸き起こりました。

「あれ、毎日事務所で顔付き合わせてる職員同士のはずだが、なぜに、習ってないのか?」と。

「サービス提供責任者なのに、なぜ、できないの?大丈夫?この事務所」

とちょっぴり不安になったことは言うまでもありません。